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ユーザーにまなざしを向け、社会に開かれた仕事をしたい。思いを共に重ねる実践から、新しい価値が生まれる。手応えのある成果とその実証が、さらなる自分をひらき、社会をひらくー


大手コンサルティング・ファームでの経験を糧に、金均氏は、人と人との意思を繋ぐNODEを立ち上げた。


これまでの資本主義のシステムにおいて、企業は投資家の期待に応えるべく、より大きなリターンを求めて邁進してきた。そうした構造にあって、経営者の意識は、ともすればユーザー以上に資本家に向かざるを得ない。必要以上の過剰な生産とサービス展開、そして、余剰を消化し得る市場開拓は不可欠で、ニーズを生み出すためのマーケティングと次なる球の仕込みは続く。


こうして拡大を目指すビジネスの在り方に疑問を抱き、「ユーザー」視点に立ち返ろうと、NODEは生まれた。根源的に抱くニーズを探り、向かう道を伴走し、協働するプロセスから生まれる価値がある。探求の過程で為される工夫の積み重ねは、1ユーザーを超えて、みんなの課題解決につながっていく。巡る資本の力を活かして、次なる社会へ。



人が集えば、社会ができる。強い共感でつながれば、仲間意識は深まり、「私たち」の声は大きくなるかもしれない。けれど、共感の内にとどまれば、社会の範囲は限られている。取り巻く世界は、圧倒的に広くて多様だ。


深くうっそうとした森の構成は多様であって、寄り集まる生命は、絶えず、それぞれに異なる反応、異なる視点、異なる動きで応じている。連携する広大なネットワークの上に、然るべき距離感と関係性でつながりながら、様々な機能とエネルギーが混ざり合う。個も全体も、共に然なる道理を宿し、多様な発露の集合体は、栄枯盛衰の営みを経験しながら何万年という時を超えていく。